「全国大学数学入試問題詳解」 創刊50年記念
一橋大学 数学入試問題50年 1956〜2005 (昭和31年〜平成17年)
聖文新社 編
B5 判 220 頁
定価 本体 2,500 円 ( 税別 )
ISBN 978-4-7922-1047-2
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入試問題 527 題をすべて収録
50年に亘る一橋大入試問題の変遷と特徴が浮き彫りに!
●年度別問題編 ●項目別解答編
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「はしがき」より |
本書は,昭和31年 (1956年) から平成17年 (2005年) までの
50年間に実施された一橋大学の数学入試問題 527 題をすべて収録したもの
である。
全体は 「年度別問題編」 と 「項目別解答編」 の 2部構成で,
「年度別問題編」 は昭和31年から年度順に配列してあり,
「項目別解答編」 では指導要領の変遷による各年代の入試出題範囲を包括した
弊社独自の高校数学の体系的項目立てを採用して問題を分類・整理した。
のっけからこういう言い方をするのはいささか下品だが,
一橋大学の入試問題はとにかく 「使える問題が多い」 ということだろう。
つまり,一橋大学の問題は 「計算力, 思考力, 数学的センス」 を求めるものが多く,
そして何よりも教えていて 「面白い」 のである。
これは取りも直さず 「受験教育の現場で使用するテキストに採用される問題が多い」
ことを意味しており,いま述べたことは30年近く受験教育に携わってきた筆者の
率直な実感である。
特に 「整数問題」 「平面 ・ 空間の図形問題」 「数列」 「整関数の微積分」
「場合の数と確率」
などの分野では,他大学では余り見られない 「簡潔かつ個性的かつ普遍的」 なものが
多く見られる。また 50 年代, 60 年代の問題でも決して古臭さを感じさせないものが多い。
ここで敢えて暴論を述べれば,一橋大学の入試問題で 「整数問題」 「整関数の微積分」
「場合の数と確率」 の分野に特化して勉強しても,確実に本物の数学力が身に付く
と言っても過言ではない。それだけ 1 題 1 題の中身が濃厚なのである。
そして,これまた敢えて述べれば,
一橋大学の問題は,受験生および後期中等教育に携わる者すべてにとって大きな財産
である。この財産を活用しない手はない。
多くの人たちに,本書を通してこの 「財産」 に触れて頂ければ幸甚である。
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[本書の構成と編集方針] |
◇項目・分類は,高校数学の体系的な項目立てを採用
◇分類は,問題文に現れている内容で,問題の配列は易から難へ
◇用語・表記は出題時のままに
◇各問題の末尾に,出題年度・志望を表示
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『数学入試問題50年』シリーズ
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